歯科インプラントの構造について
インプラント治療で使用するパーツは、大きく3つに分かれています。
(1) インプラント体(人工歯根体)
インプラント体とは外科手術にて顎の歯槽骨部分に埋め込む人工歯根のことで、生体親和性の高いチタン製でネジのような形状をしています。
(2) 上部構造
上部構造とは、義歯に当たる部分で、素材は様々です。大きく分けで「金属系」、生体親和性が高く金属アレルギーの心配がない「セラミック系」、生体親和性が高く強度が強い「ジルコニア系」に分けられます。
(3) アバットメント(支台)
アバットメントとは、インプラント体と上部構造を、ネジを使って連結させるパーツです。ただ単に連結するだけでなく、咬む力や方向を補正しインプラント体の強度を助ける、上部構造を保護するといった役割を果たします。